2000年代初頭、アメリカで製織されたと推測されるゴブランジャカードのdead stockシリーズです。
三ノ宮の縫製工場にて、長年保管されていたものをまとめてレスキューしました。
本来は高級なソファや椅子の張り地などのインテリアファブリックとして作られたこちらのシリーズは、キャンバス地にも匹敵するガッシリとした硬さと、頼もしい重量感を持っています。
また、ポリエステルをベースとしているため、発色が豊かで織りが非常に安定しており、ここまで色彩が豊かなものは昨今珍しく重宝されています。
こちらは、まるでヴィクトリア朝の陶器の置物をそのままテキスタイルにしたような、ノスタルジックで少しキッチュな世界観を匂わせる、非常にユニークで愛らしい図案です。
画面いっぱいに咲き誇るエレガントなローズガーデンの中に、なぜか「ブチ模様の仔犬たち」が鎮座しており、一歩間違えれば甘くなりすぎてしまうモチーフですが、ゴブラン織り特有の粗いドット絵のような表現と、重厚な質感が相まって絶妙な表情に仕上がっています。
本来の用途を活かしてソファやスツールの張り地、クッションカバーとしては勿論、大きなパネルアートなど柄を最大限に活かしたご使用がおすすめです。
また、丈夫な生地感を活かしてジャケットやパンツなど、他とは被らない個性的なスタイルにも◎
現代の効率重視の生産ラインではあまり見ることが少なくなった、圧倒的な密度とデザインの面白さを感じさせる生地です。