大阪にて30年以上にわたり、舶来物の生地を扱っていた個人の生地屋さんよりレスキューした生地です。
2000年代頃〜2010年代頃までの生地が中心で、ラグジュアリー・メゾンブランドが実際にコレクションで使用していた、現代の生産背景では再現が極めて困難なハイクオリティなものばかりです。
こちらの生地はトルコのレース名門 Lale Mefrusat(ラーレ・メフルサット) 社による意匠コードラッセルレースです。
均整の取れた六角網(メッシュ)の地組織に、肉厚な意匠コード糸を縦横無尽に走らせた多層構造。トルコの伝統的な刺繍技術を、最先端の工業的レース製織へと昇華させたラーレ社ならではの緻密な設計により、漆黒のモチーフが圧倒的な立体感をもって浮き立っています。
素材は、扱いやすい高品位なポリエステル100%です。
しかしながら、安価なそれとは一線を画す、光を吸い込みつつも鈍く重厚な光沢を放つ特注のフィラメント糸を採用。その手触りはしなやかでありながら、コードの芯が通った確かな剛性を備えています。
コートのオーバーレイや構築的なドレス、あるいは空間の質を決定づけるようなカーテンなどの最高級インテリアの装飾におすすめな生地です。
当時のミラノやパリのランウェイを彩った装飾的かつ構築的なファッションシーンを支え、現代の生産背景では再現が困難な「重厚なエレガンス」を宿した、資料的価値の高い一品です。