こちらは2000年代、兵庫県西脇市の生地倉庫より発掘された、先染めコットンポリエステルの平織り生地です。
織り組織は、経緯ともに整然と打ち込まれた平織りです。ブラウン、グレー、ブルーといった沈んだトーンの糸を複雑に配列し、20cmを超える大柄な格子柄を構成しています。 単なるプリントではなく、先染め糸を多用することで、色同士が重なり合う箇所に深みのある陰影が生まれ、立体的な奥行きが生まれています。
テクスチャーは、コットンとポリエステルを混紡したことで実現した、ドライでシャリ感のあるタッチです。 ポリエステルの機能性による防シワ性と、コットンの清涼感が高度にバランスされている気持ちの良い肌触りです。
その大胆な柄域と実用的な質感を活かし、オーバーサイズのシャツやスカーフ、あるいは空間のトーンを決定づけるインテリアファブリックとして、様々な用途に幅広く応える一品です。